仏陀再誕のなにか
最初に断っておきますが、記憶を頼りに書いていますので間違っている可能性があります。
物語はジャーナリスト志望で新聞部所属の女子高生小夜子が、憧れていたジャーナリストが自殺したことをきっかけに霊が見えるようになる……というところからはじまります。
友達の心の声が聞こえたり、授業中にナチスによるユダヤ人虐殺の記事を読むと日本語で苦しむユダヤ人たちの声が聞こえたりするのです。
そんな小夜子が駅で電車を待っていると、小夜子が憧れていたジャーナリストの幽霊が線路上を歩いていて、小夜子を電車の迫る線路に引っ張りこんでしまいます。
そして小夜子はよくわからない裁判所っぽい場所で小夜子が憧れていたジャーナリストが裁判を受ける場所に立ち会います。
ジャーナリストは無神論者のようで、「死後の世界なんて存在しない」と主張します。それに対し裁判官っぽいおじさんたちが、
「最近こういう人が増えましたね」
「仏陀はすでにこの世にいるというのに」
みたいなことを言って嘆きます。見ているこっちもそんなこと言って嘆息されてもと嘆きたくなりましたが別にどうでもいいですね。
その後、「宗教を信じなかったからお前地獄行きね」みたいな流れになってジャーナリストは地獄に放り込まれます。
ちなみにこの裁判に弁護士とかはいませんでした。どうやら死後の世界というのは割と一方的みたいです。
クスリをやっていてもなかなか見られないようなエキセントリックな世界から一転、電車が向かってくる線路に倒れこもうとしている現実の世界に場面が戻ります。
迫る電車!小夜子のピンチ!
そんな小夜子を元カレが引っ張って助けます。たぶんイケメン。
その後二人はジュースだかコーヒーだかを飲みながら、元カレは小夜子に「どうしてあんなことしたんだ?話してみ?」的な感じの会話をします。
そこで小夜子は「幽霊が見えるようになって幽霊に引っ張り込まれた」と元カレに告白。
久々に会った元カノにそんなこと言われたら「こいつ大丈夫か?」と思うのが普通の反応だと思いますが、この元カレはよくできた人で、
「人間は死んでも死なない」
とか
「人は死ぬと魂があの世に行くのだけど、自殺とかすると地獄に行ってこの世で悪さをする」
とかなんかゆんゆんなこの世の真実とやらを解説してくれます。小夜子よりも「大丈夫かこいつ?」と思わせる素敵な元カレです。
なお、この映画によると、自殺をした人の魂は他の人に取りついて悪さをしたり、生きてる人を自殺に誘い込もうとしたりするそうです。
お釈迦様は自殺したら悪い霊になるなんて一言も言っていませんが、幸福の科学的にはそうなんでしょう。
元カレは霊視ができるようになってしまった小夜子に、困ったら俺に相談してくれよと言いますが、小夜子は「何を今更」みたいな態度をとって反発します。ツン期です。
そもそも小夜子が元カレと別れた原因はデート中に突然帰ったりするなど、あまりかまってくれなかったのが原因だったそうです。
後で発覚しますが、この元カレは宗教活動で忙しかったためにあまり彼女にかまってあげられなかったようです。
夜に小夜子がテレビを観ていると、創価学会操念会という宗教団体の代表でり、自称仏陀の池田大作荒井東作(声:銀河万丈氏)が登場します。
どうやら小夜子がいる日本は仏陀を自称する危ない人がテレビに出演できるような素晴らしい国のようです。
ここで突然地震が発生、テレビ局のライトが落ちてきて司会者の脳天に直撃しそうになりますが、池田大作荒井東作の超能力でライトの落下が防がれます。
なんというかこのときのシーンが↓みたいに手から何かみょいんみょいんしたものが出ていました。
本物のほうがもっと面白いポーズをしていました
池田大作荒井東作はライトがぶつかりそうになった司会者に「あなた恨まれていますよ」という言葉を投げかけます。
この司会者は悪霊っぽいものを背負っていました。池田大作荒井東作はその悪霊を見て恨まれているとわかったようです。
小夜子も悪霊っぽいものが見えたので、小夜子は荒井も自分と同じく霊が見えることに気づき、彼に興味を持ちます。
翌日新聞部では次の新聞の記事は池田大作荒井東作にしようという「高校の新聞部が扱うネタとしてどうよ」的な話が持ち上がります。
話は出たものの、やはり宗教に関わるのは怖いのか、取材に行くという人がなかなか現れません。
池田大作荒井東作に興味を持っていた小夜子はその取材に行くと言い出します。もう一人の怖いもの知らずな部員と小夜子の二人で取材に行くことが決定しました。
さらに翌日、小夜子はもうひとりの部員と創価学会操念会の講演が行われるという、天理教の礼拝堂みたいななんかものすごい建物の前で待ち合わせ。
待っている最中に元カレから「困ったことがあったら相談しろよ」みたいなメールが、しかしまだ小夜子はツン期なので、
「これから私池田大作荒井東作さんに会うんだから、霊視もなおしてもらえるかもね」みたいなメールを元カレに送ります。
それを見た元カレは「そこは危険だ、行くな!」とメールで警告。
宗教団体の集会に行こうとする元カノを止める、と聞けば割と普通な反応なのですが、なぜか不自然に思えてしまう不思議なメールのやり取りです。
小夜子は元カレを無視、一緒に取材に行く予定だった子は急用ができたため逝け行けなくなったという連絡が入ったため、小夜子は一人で創価学会操念会の講演会場へ。
すでに池田大作荒井東作の講演がはじまっていました。銀河万丈ボイスで講演する池田大作荒井東作はさながらギレン・ザビのようです。ある意味カリスマは十分でした。
さてさて、ガン無視された元カレは小夜子を助けるため創価学会操念会の講演会場へと向かいます。途中で小夜子の後をつけていた小夜子の弟と合流。
元カレと弟が講演会場に入ろうとすると、「今池田大作荒井東作先生の講演中なので入れません」みたいなことを言われて創価学会操念会が通せんぼします。
なぜか小夜子は講演中でも入ることができますが、元カレと弟君は入れないようです。創価学会操念会はたまたまレディースデーでもやっていたのでしょうか。
そんな創価学会操念会の人を無視して元カレが講演会に乱入、小夜子を連れ出します。
逃げようとする元カレと小夜子&弟を捕まえようとする創価学会操念会の人々。
それに対し元カレが「やめておけ、外には幸福の科学TSIのメンバーが待機している」みたいなことを言い放ちます。その発言に対しひるむ創価学会操念会。
その発言でひるむということは、幸福の科学TSIの信者は普段どれだけすごいことをやらかしているんでしょうか、どきどきです。
関係ありませんが、創価学会には外国向け組織団体の創価学会インタナショナルというものがあり、それの略称がSGIなのでTSIとちょっと似ているなと思いました。
なんとか創価学会操念会の施設から逃げ出した小夜子、元カレ、小夜子弟。
しかし、池田大作荒井東作の霊的な力によって悪霊を憑依させられて、弟くんが倒れてしまいます。
悪霊の力により顔と同じくらいの大きさのよくわからないできものができて、とても苦しそうな弟くん。池田大作荒井東作パワーすげえ。
悪霊に取り付かれた弟君のイメージ図
医者である小夜子父は「症例がなくて原因がさっぱりわからない」と悩みます。そりゃ相手が悪霊では医学では太刀打ちできないでしょうね。
なお、霊が見える小夜子は、小夜子のお父さんが勤める病院でも死んだ人の霊が見えます。
どうやら小夜子のお父さんの病院では相当多くの患者さんがこの世に未練を残したまま死んだようで、病院のロビーのシーンでは成仏できない霊がうようよしている感じの描写がありました。
そんな患者満足度0%の病院に小夜子の憧れの女優さん(CV三石琴乃)と、霊力の強いオーストラリア人留学生ハリー・バドソンがやって来ます。
女優さんとハリーは幸福の科学TSIの信者で、さらに二人と小夜子の元カレはその幸福の科学TSIの割と中心的なメンバーだということがわかります。
女優さんはもともと創価学会操念会の信者だったのですが、改宗して幸福の科学TSIの信者になったという素敵な経歴を持っています。
自分の憧れの女優と元カレが同じ新興宗教の信者という、女の子なら誰もが引く憧れるシチュエーションですね。
その後、弟くんの病気を治すために再誕した仏陀こと大川隆法空野太陽(CV子安武人)が登場。悪霊の除霊にとりかかります。
まず大川隆法空野太陽は、ハリーに、弟君の悪霊を憑依させます。悪霊に取り憑かれたことでものすごい形相になるハリー。
そんな悪霊&ハリーを、大川隆法空野太陽さんは霊的パワーで壁に叩きつけます。
そのパワ−は病室のコンクリート製(多分)の壁がへこんでひびが入るほど強力でした。
はじめは「なんで除霊するのにわざわざ他の人に悪霊を憑依させる必要があるのだろう」と思いましたが、納得しました。こんな激しい除霊では子供が死にかねませんからね。
そういえばかなり前に公開された幸福の科学の映画(永遠の法)にも主人公の友人に外国人が登場していました。どうやら大川隆法さんは外国人が好きなようです。
ただ、どっちの映画の外国人も、大川さんっぽいキャラの活躍のダシにされるためにひどい目にあっていたのが気になりました。
(永遠の法では主人公の友人の外国人が地獄に落ちたので助けに行くみたいな展開がありました)
話がそれましたが、悪霊をやっつけてしまうと弟は何事もなかったかのように回復します。おおかわたいようせんせいはすごいなあ。
なお、壁にひびが入るほど強い衝撃を受けたハリーですが、除霊完了後に肩で息をしていたくらいで特に怪我とかしていませんでした。
どうやら幸福の科学TSIに入信すればコンクリの壁にも負けない健康な肉体が得られるようです。おおかわたいようせんせいはすごいなあ。
こうして大川隆法空野太陽による弟の治療が完了すると、大川空野はさらに、小夜子パパに「あなたガンなのでしょう」と告げます。
実は小夜子パパはガンになっていたことを家族に隠していて、心のそこで死への恐怖をかかえていたのです。そんな小夜子パパに
「あなたは今まで宗教を信じてなかったから死ぬのが怖いんだ、宗教信じろよ」
みたいなことを言って小夜子パパを入信安心させます。おおかわたいようせんせいはほんとすごいなあ。
弟の病気騒ぎもひと段落して、小夜子、元カレ(と弟くん)で夏祭りにいくことになりました。なお、ここから終盤にかけて小夜子はデレ期になります。
蓮の花の模様が入った浴衣を着る小夜子、やっぱり浴衣といえばうなじが大事……なのかはわかりませんが髪もアップにしていました。
このままほのぼのとしたデートシーンが描かれると思いきや、突如黒いUFOが東京上空に多数出現、レーザーを地上に向けて放出します。
UFO軍団によって崩壊する都市と逃げ惑う人々。
この唐突過ぎる展開に思いっきり笑いそうになりましたが、周囲に幸福の科学の信者の方がいらっしゃるので笑いを必死でこらえるハメになりました。
UFO軍団がレーザーを地上に向けて放出する中、なぜか空に蓮の花が出現。小夜子は何を思ったか空に向けて手を伸ばします。
そして夜空の蓮の花と小夜子の浴衣の蓮の花がきらきら輝いて、空のUFO軍団が次々と消滅。
UFOを撃退したのは小夜子ではなく、大川隆法空野太陽の力によるもので、小夜子のゆんゆんな行動は(多分)太陽の電波を受信してのものだったようです。
しかし、ハタ目から見れば小夜子が夜空に手を伸ばしたことでUFOが消えたように見えたので、人々は「あの女の子がUFOを撃退した」と考えました。
みなさんもUFOが襲来したら空に手を伸ばせば一躍ヒーローになれるかもしれません。
このUFO騒ぎですが、実は創価学会操念会が起こした集団催眠のようなものでした。
「実はUFOを撃退したのは池田大作荒井東作だったんだよ!」と発表することで創価学会操念会の信者を増やそうという恐ろしい計画だったのです。
しかし、お祭りでの小夜子の様子がネットにアップされたため、UFO騒ぎを解決したのは謎の美少女ということとなり、その計画もおじゃんになってしまいます。
なお、レーザーは集団催眠ですので、大爆発による実際の被害などは一切出ていませんでした。
UFOのレーザー攻撃で街が崩壊する幻覚が見えるんのですから、新興宗教の催眠の恐ろしさがよくわかります。
UFO騒ぎのあと、小夜子と元カレは一緒に大川隆法空野太陽の講演会に行くことになります。
おそらくここがこの映画で一番退屈大切なシーンで、長々と大川隆法空野太陽先生の子安ボイスによる説教が続きます。
このとき、大川隆法空野太陽先生の説法を聞いた人々は、なぜかはよくわかりませんが光を放ちます。きっと子安ボイスの効果でしょう。
講演会終了後、ネット上にアップされた動画のせいで小夜子はマスコミの注目の的に。家のまわりにも、学校にも、多数のマスコミが詰め寄せてきます。
「私は記事に書かれるのではなく、記事を書く側になりたかったんだ」と考えていたのかは知りませんが、マスコミを避けたい小夜子のもとに彼氏が車でやってきます。
車にほいほいと乗り込む小夜子。
その車の中で、
「俺が宗教やってて驚いた?」
「そんなことないよ、本当のことをいってくれてよかった。あなたのおかげでこの世の真実に気づけたよ」
みたいなどこにでもあるような恋人同士の会話が繰り広げられます。
仲良しカップルのドライブから一転、今度は創価学会操念会が国営放送のNHKNBKや他の様々なテレビ局をジャックします。
そして池田大作荒井東作がテレビに登場、「今から10分後に日本は津波によって沈没する!しかし私を仏陀の生まれ変わりと認めた者だけは助かる!」と宣言します。
日本以外全部沈没ならぬ、荒井を仏陀と認めた人以外全部沈没です。
池田大作荒井東作の発言の後、実際に津波が押し寄せてきて、池田大作荒井東作が仏陀の生まれ変わりだと認める人も現れます。
しかも騒ぎで混乱した人々に悪霊がとり憑いて騒ぎが拡大。皆さんも日本が津波で沈没しそうになっても慌てないでくださいね。悪霊に身体を乗っ取られますから。
しかし、洗脳が完了していたこの世の真実を知っている小夜子は「あいつを仏陀の生まれ変わりと認めるわけにはいかない!」とばかりに行動開始。
幸福の科学TSI信者の女優さんや元カレ、弟と一緒に、女優さんがレギュラー番組を持つ大和テレビというテレビ局に潜入します。
大和テレビのスタジオから大川隆法空野太陽のありがたいお言葉を伝えれば事態は収拾すると考えての行動です。
しかし、大和テレビにも創価学会操念会の工作員が紛れ込んでいたため、TISのメンバーの行く手を阻みます。
なんか津波騒ぎとか起こさなくても十分日本を占領できるんじゃないかな創価学会操念会と思えるほどの組織力です。
ここで女優さんが見事な戦闘力を発揮して次々と創価学会操念会の工作員を打ちのめしていきます。ぅゎι゛ょゅぅっょぃ
しかし数で勝る創価学会操念会の妨害は激しく、「ここは俺が食い止めるからお前は先に行け!」というキン肉マンでよくある展開になります。
小夜子と弟は女優と元カレに創価学会操念会をくい止めてもらって先に進みます。
このとき、弟君は女優さんから「小夜子に渡して」といわれながら大川隆法空野太陽先生のお言葉が書かれたメモを受け取ります。直接小夜子に渡せばよかったのに。
その後、他の幸福の科学の映画でも出てきたネイティブアメリカンのシャーマンみたいなおばあさんに助けられながら、なんとかスタジオまでたどり着いた小夜子と弟。
謎の美少女がメッセージを伝えるなら、ということで番組に出演することが決定。
番組がはじまると同時に弟から手渡されたメモを広げる小夜子。しかし、メモは弟の手汗でにじんでいてまったく読めない状態に!小夜子大ピーンチ!
「どうしよう」とうろたえる小夜子でしたが、そこで大川隆法空野太陽先生が電波を送信、霊が見えるほどに感度のいいアンテナを持っていた小夜子はその電波を受信し、大川隆法空野太陽のメッセージを伝えることに成功します。大体以下のような内容です。
・荒井は悪人だから信じるな
・あの津波は幻覚。テレビを通して荒井のメッセージを受け取ると幻覚が見えるようになるから荒井のテレビは観るな。
・お前たちは慌てたせいで取り憑かれている。落ち着くんだ、そして祈れ
ということなのですが、UFOのレーザー攻撃のときは別にテレビジャックしなくても集団催眠に成功していましたよね。
どうやらUFOの集団の幻覚よりも津波で日本を沈没させる幻覚を見せるほうが難易度が高いみたいです。
話を戻しまして、テレビに出演した謎の美少女の言葉通り、人々が祈ると信仰パワーが大川隆法空野太陽のもとに集まり荒井の津波攻撃を撃退します。
おおかわそらのせんせいのパワーはほんとうにすばらしいなあ。
テレビ局ジャック作戦が失敗した荒井は最後の手段に出ます。
日本を救った謎の美少女である小夜子を誘拐し、多くの人の前で「荒井が仏陀の生まれ変わりです」と宣言させようとします。
野球の試合が行われている東京ドーム(多分)に、触手が生えた真っ黒なUFOに乗って登場する池田大作荒井東作と小夜子。
「このドームには爆弾が仕掛けられている。お前が私を仏陀だと認めないと観客が死ぬぞ!」
と脅迫。しかし、改宗済みのこの世の真実を知る小夜子はその要求をのむことができず、
「本当の仏陀は大川隆法空野太陽先生です!」
と声高らかに宣言します。どうやら幸福の科学的には何万人の命よりもこの世の真実のほうが大事みたいです。
この発言にマジギレした池田大作荒井東作はUFOから小夜子を突き落とします。
割と高いところから落とされた小夜子は無事ではありませんでした。なんか顔色がすっごく悪くなっていて、死んだっぽい描写がなされます。小夜子は死んだ、スイーツ(笑)
そしてここで我らが仏陀大川隆法空野太陽が空から登場。池田大作荒井東作に対し、
「もうやめろ荒井!仏陀の名を汚すな!正しい教えを捻じ曲げるな!」
みたいなことを言い放ちます。仏陀の正しい教えを捻じ曲げてるのは大川隆法だろうとつっこみたくなりました。
このセリフの間に大昔のインドと、お釈迦様が修行してるっぽい回想シーンが挿入されます。大川隆法空野太陽の前世の記憶のようです。
なんかよくわかりませんが、ここで池田大作荒井東作に憑依していた覚念とかいう悪魔が出現します(CV三木眞一郎)。悪魔ですが行者みたいな格好をした人です。
ちなみに幸福の科学には、パソコンの処理速度を遅くしてイライラさせる程度の能力を持つ覚鑁という悪魔がいます。
(なお、この覚鑁は真言宗では偉いお坊さんとして扱われています)
覚念のモデルはこの人ではないか、というのがネットでは主流のようです。
大川隆法空野太陽に対し、なんかよくわからない霊力を放って攻撃する池田大作荒井東作の中の人こと覚念。しかし、大川隆法空野太陽には通用しない。
そこで今度は東京ドームの観客に向かって攻撃を仕掛ける覚念。大川隆法空野太陽、今度は霊力で光り輝く巨大な翼を作り出し、それで人々をしっかり防御。ぅゎ仏陀っょぃ
さらに大川隆法空野太陽は後光を放ちながら剣を携えて、どこからか召喚した(仏教でおなじみの)白い象の背に立ちます。
白い象の上から「悪魔よ、去れ」という子安ボイスとともに大川隆法空野太陽ソードで十字を切り五芒星を剣で描くという、仏教とキリスト教と陰陽道のコラボ攻撃で覚念を撃破。
この後は
死んだと思われた小夜子がキスの力で生き返ったり、
「我、再誕す」と大川隆法空野太陽が宣言したり、
旧約聖書に出てくる生命の樹(はじめ仏陀なのだから菩提樹かと思ったのですが、どう見ても生命の樹でした)が出てきたり、
夜明けのマリコのキャラみたいなCGの天使が大量に登場したりと
一度に大量の笑いどころ感動シーンが発生していました。
また、池田大作荒井東作は改宗心して大川隆法空野太陽を真の仏陀と認めます。
エンドロールでは獄中で手を合わせる池田大作荒井東作のシュールな姿も描かれています。必見。
それから小夜子の悩みのタネだった霊が見える能力ですが、なんか知らない間にある程度コントロールできるようになったことがこの後にわかります。
物語の導入に使われた小夜子の霊視ですが、途中から割とどうでもいい扱いになっていました。
めでたしめでたし。
仏陀再誕のエンディングテーマは韓国人歌手のウ・ソンミンさんが歌う「悟りにチャレンジ」。水澤有一さん作曲、大川隆法さん作詞、ゴータマシッダールタ霊示の名曲です。
7分ぐらいある長い曲ですが、冗談抜きにメロディーはなかなかいいです。歌詞はこんな感じです。
このエンディングテーマにあわせて、幸福の科学関連企業仏陀再誕協賛企業の名前がずらずらと並んだスタッフロールが流れます。
三省堂がたまに大川さんの著作でコーナーを作っている理由とかがその協賛企業一覧を見ればわかるというわけです。
この悟りにチャレンジですが、DAMで配信しているのでカラオケで歌うこともできます。
みなさんもカラオケボックスで悟りにチャレンジ!
これだけ長々と書いてきた映画、仏陀再誕ですが、簡単にまとめると、
自分が仏陀の生まれ変わりと主張する新興宗教の教祖同士が戦う映画
といえると思います。
カオスが好きな方、子安ファンの方、真実を知りたい方はDVD化したら観てみるのもいいかも知れません。
信者の方以外でも観られるかはわかりませんが、永遠の法がTSUTAYAでレンタルできるので、多分大丈夫でしょう。